【整骨院】キャッシュレス決済を導入するメリットは何か?注意点や決済システムの種類について紹介
2025年05月08日

近年、さまざまな業界や店舗でキャッシュレス決済の導入が進んでいます。
一方で、整骨院など保険を取り扱う医療機関ではまだまだキャッシュレス決済が進んでいない傾向がありますが、導入することによって得られるメリットは多数あるのです。
今回は、整骨院がキャッシュレス決済を導入するメリットや注意点について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
整骨院においてキャッシュレス決済を導入する必要性
将来的な目で見ると、整骨院でもキャッシュレス決済を導入することによって、多くの患者様が利用しやすくなるでしょう。
経済産業省では、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度にするという目標を掲げています。(参照:経済産業省「2023年のキャッシュレス決済比率」)
2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%と、概ね目標を達成する見込みです。
キャッシュレス決済導入店が増加する中で、時代の流れに乗ることは整骨院として対応する必要があるといえます。
一方で、高齢の方をターゲットにしている整骨院の場合は、そもそもキャッシュレス決済を利用している人は少ないのでは?と感じるでしょう。
スマホ決済や電子マネーだけではなく、クレジットカード決済もキャッシュレス決済に含まれるため、導入することで高齢の方も利用しやすくなります。
保険診療でもキャッシュレス決済は利用可能
整骨院では、自費診療はもちろんのこと保険診療の負担金の一部をキャッシュレス決済で支払いが可能です。
支払いの利便性を向上させることができるので、患者様も利用できる整骨院を選ぶ傾向が増えてきました。
そのため、満足度を高めるためにも、キャッシュレス決済の導入は今後整骨院を運営する中で必要な項目ともいえます。
整骨院でキャッシュレス決済を導入するメリット

整骨院でキャッシュレス決済を導入するメリットは、複数あります。
導入するためのコストは発生しますが、その点を踏まえても大きなメリットがあるのでよく理解しておきましょう。
現金管理の手間がない
キャッシュレス決済を導入することで、会計の際に現金のやり取りをする頻度が低くなります。
現金管理の手間がなくなるため、釣り銭の受け渡しミスや数え間違いなどのヒューマンエラーを防止でき、さらにレジ締め作業の時間も大幅に短縮されます。
全てを現金でやり取りすると、釣り銭を確保するために大量の小銭を用意したり、レジ締め作業の時間を考えると大きな手間になるでしょう。
そのため、1人で経営している方や少ない人数で運営を行っている整骨院の場合は、キャッシュレス決済を導入する方が手間や負担が大幅に軽減できるのです。
施術以外の負担が減ることで、施術に集中できるため、患者様の満足度をアップできるでしょう。
顧客満足度のアップ
今手持ちの現金がないから、と整骨院への来院を躊躇する方にとってキャッシュレス決済利用が可能な整骨院は非常に助けになります。
整骨院の場合、保険診療ではなく自費診療も多いため、施術料が高額になりがちです。
キャッシュレス決済ができるのであれば、来院しようかなと思う患者様も一定数いるため、魅力に感じられるでしょう。
痛みや辛さというのは、前もってわかることではないため、急な状況で現金の持ち合わせがないけれど整骨院へ来院をしたい人もいます。
そのような方は、安心して必要な施術を受けられます。
さらに、キャッシュレス決済は現金と比較すると会計のスピードが格段に早いため、患者様の満足度をアップできるでしょう。
売上アップが期待できる
現金決済のみの整骨院と比較すると、キャッシュレス決済を導入することで、売上アップが期待できます。
手持ちの資金が足りるのかどうか気になり、追加の施術やケアグッズの購入を見送る方もいるのです。
そのような場合、キャッシュレス決済ができると資金の心配を一旦する必要がないので、患者様1人あたりの平均単価がアップする可能性があります。
キャッシュレス決済を導入する際の注意点
患者様にとっては、手軽に会計ができる決済なのでメリットが多いです。
整骨院側も導入するメリットはありますが、注意点もあるので以下でみていきましょう。
入金までにタイムラグがある
現金と違い、キャッシュレス決済は入金までにタイムラグがあります。
決済事業者の入金サイクルに従うため、一定期間が経過しなければ入金されません。
多くの場合は、月に1回から2回程度の入金サイクルと決済事業者によって異なるので、すぐに売上が欲しいという場合はやはり現金の方が早いです。
きちんとキャッシュレス決済には、入金までのタイムラグがあることを認識していないと資金繰りの悪化を招く可能性もあるので事前に確認しておきましょう。
広告規制がある
整骨院の広告は、キャッシュレス決済が可能という点を大々的に宣伝することはNGとされています。
そのため、チラシなどでキャッシュレス決済についてをメインに宣伝するのは避けましょう。
知らずに大々的に宣伝を行わないように、規定を確認しておくと良いです。
整骨院での導入がおすすめなキャッシュレス決済の種類
さまざまなキャッシュレス決済の種類がありますが、特に整骨院で導入をおすすめする種類について紹介します。
すぐに全ての種類を導入する必要はなく、自院に取り入れやすいものから徐々に増やしていくと良いでしょう。
クレジットカード決済
最もおすすめなのは、クレジットカード決済です。
国内外で広く利用されており、キャッシュレス決済導入の第一歩と考えてください。
1回払い以外の支払い方法が選択可能、限度額が高いなど自費診療でも不安なく利用ができます。
患者様にとっては、身近な存在であるクレジットカードが利用できることによって、整骨院へ来院するハードルが大幅に低くなるでしょう。
決済端末のカードリーダーにクレジットカードを通す、もしくはクレジットカードをかざして決済する方法があります。
電子マネー決済
近年徐々に増えてきている電子マネー決済は、利用者も増加している傾向があるので導入しておくことをおすすめします。
電子化したお金を利用する決済方法で、交通系と流通系に分けられる点が特徴です。
専用カードもしくはスマホアプリなどにお金をチャージし、利用が可能です。
決済端末にカードもしくはスマホをかざすだけで決済が完了し、暗証番号などの入力不要なので手軽です。
特に交通系電子マネーは、通勤・通学で利用している人も多いので、駅チカな整骨院の場合は利用ニーズも高いでしょう。
QRコード決済
QRコード決済は、決済専用のスマホアプリを使用して決済専用のQRコードを読み取ることで支払いを行う方法です。
スマホ1つで支払いが完了する手軽さが魅力で、若年層を中心として近年利用者が増えているキャッシュレス決済です。
整骨院は、高齢の方だけではなく、若い世代も来院するケースが多いので、QRコード決済を導入すると利用のしやすさをアピールできます。
QRコード決済は、ストアスキャン方式とユーザースキャン方式があります。
ストアスキャン方式は、患者様がスマホに提示したコードを整骨院側が読み取る方法です。
ユーザースキャン方式は、整骨院側が設置したコードを患者様がスマホで読み取る方法で、決済端末を必要としません。
まとめ
今回は、整骨院でキャッシュレス決済を導入するメリットについて紹介しました。患者様の満足度や売上アップにつながるので、早い段階で導入を検討しましょう。
今回紹介したおすすめのキャッシュレス決済の種類を参考にしていただき、自院が導入しやすい方法を選んでみてくださいね。
カテゴリー:お役立ち情報